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研究活動

医学教育・国際化推進センター全体もしくは各研究者が進めている主な研究活動です.

 

文部科学省 課題解決型高度医療人材養成プログラム
〜京大で臨床研究力/医学教育力を強化する!〜(平成26年度〜平成30年度 終了)

 本事業では,臨床医の臨床研究デザイン力と臨床医学教育力の開発を目指し、その強化プログラムを構築する。

 臨床研究分野では、臨床医を対象に、臨床研究デザイン学をはじめ、疫学・統計学・医療倫理・ 医療経済などのコースを提供する。疾病の診断・治療、患者QOLなど現場の問題解決に直結するエビデンスの創出と共に、臨床研究マインドに基づく観察力と思考力を備えた診療力の高い次世代臨床医を養成する。

 臨床医学教育分野では、指導医を対象に、医学教育学の主領域であるカリキュラム開発法・教育法・評価法のコースを提供する。医学教育学のエビデンスを引用し、現場の医師との対話を大事にし、ニーズにあった教育環境を構築できる指導医を養成する。

 両プログラムは組織マネジメント能力の涵養を共通基盤とする。また、診療に従事しながら受講できるよう、遠隔教育と京都大学での参加体験型学習を組み合わせ、電子ポートフォリオによる学習サポートも実施する。

継続プログラムについては、医学教育学プログラム(FCME)ページをご確認ください。

 

 

「基礎・臨床を両輪とした医学教育改革によるグローバルな医師養成」
 (平成24年度〜)

 本事業の概要・特徴は以下の4点である.

 第一に,タスク基盤型学習理論(Harden, et al. 2000)を応用する形で,臨床実習において学生が担うべき役割・業務(=タスク)を明確にし,学習や評価をそれらのタスクに基づいて行うことで,臨床実習を診療参加型にする.

 第二に,臨床実習における海外との交換留学を推し進める.京都大学と提携する海外の大学を増やし,単位互換・小学機などの教育体制を充実させて,海外での臨床実習を促進する.また京都大学での臨床実習を希望する海外からの留学生を積極的に受け入れる.

 第三に,臨床実習で教育を担当する指導医として,京都大学内外の医師免許を持った基礎・社会医学研究者の中から臨床教育に関心のある人材を掘り起こし,指導医を担ってもらう.

 第四に,京都大学の関連病院の中から15病院程度を重点化し,特に現在の臨床実習に欠けているプライマリ・ケア領域の教育を充実化する.

 

 

科学研究費補助金

向社会的な医師を育成するためのモデル教育プログラムの開発ー利他主義を超えて
代表者 錦織 宏
研究期間 2015年4月1日〜2019年3月31日(予定)
研究種目 基盤研究(B)
診療参加型臨床実習における学習/評価ポートフォリオ活用に関する総合的実践研究
代表者 錦織 宏
研究期間 2015年4月1日〜2018年3月31日(予定)
研究種目 挑戦的萌芽
医学部入学者選抜システムと学生の学習経験に関する日英比較研究
代表者 柴原 真知子
研究期間 2015年4月1日〜2018年3月31日(予定)
研究種目 若手研究(B)
食事と服薬の視覚コンテンツを用いた生活習慣改善のための行動変容促進に関する研究
代表者 谷 昇子
研究期間 2015年4月1日〜2018年3月31日(予定)
研究種目 若手研究(B)
非小児科医のための小児救急・初期診療プログラムの開発と評価

本研究の目的は,これまでに実施してきた非小児科医を対象にした小児救急・初期診療プログラムの試行経験を発展させて,1)卒後〜生涯教育において,非小児科医を対象とした小児救急・初期診療のモデル・シュミレーション教育プログラムを開発し,2)ファシリテーター養成のためのプログラム開発を行うことである.

 

代表者 小西 靖彦
研究期間 2014年4月1日〜2017年3月31日(予定)
研究種目 基盤研究(C)
卒前医学教育改革の支援システム基盤の構築ー英国医事委員会の役割から

本研究は,1990年代以降のイギリス卒前医学教育改革を牽引してきた英国医事委員会(General Medical Council)に着目し,同委員会の@医学教育推進組織としての特徴,A教育実践レベルでの改革を促す支援メカニズム,B学習方法論及び質的評価方法論開発の現状と課題の解明を目的とする.

代表者 柴原 真知子
研究期間 2012年4月1日〜2015年3月31日(終了)
研究分野 医療社会学
研究種目 若手研究(B)
「臨床診断推論を組み込んだ身体診察法(HDPE)」の実技試験の開発とその検証

 高度先進医療の発展に伴い,検査偏重性の強い医療現場を主な学習の場とする医学生にとって,身体診察を学ぶことは近年,困難になってきている.その学習を促すため,2005年から共用試験OSCE(客観的臨床能力試験)が始まったが,同試験においては身体診察の手技のみを評価して,その診断的意義があまり問われていないという問題があった.その問題を解決するために演者らはこれまで「臨床診断推理を組み込んだ身体診察法(Hypothesis Driven Physical Examination, 以下HDPE)」の教育モデルを開発してきた.この教育モデルでは,学生は簡単な病歴とあらかじめ準備した3つの鑑別疾患を提示され,鑑別を行うことの出来る身体所見,そのために必要な診察手技について検討し,その後,ロールプレイによって実際に身体診察を行い,得られた所見をもとに診断をグループ討議で考える.今回はこのHDPEの教育モデルを基盤に,実技試験をパイロット的に開発した.

 

代表者 錦織 宏
研究期間 2010年4月1日〜2013年3月31日(終了)
研究分野 医療社会学
研究種目 若手研究(B)

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