「やさしさを伝えるケア技法 ユマニチュード®」講演会を開催しました

2026年1月6日(火)、京都大学医学部附属病院 第一臨床講堂およびオンラインにて、本田美和子先生(東京医療センター 総合内科 医長)をお迎えし、ユマニチュード®講演会を京都大学KUSNoKIプロジェクトと京都大学医学部附属病院看護部の共催で開催しました。

本田美和子先生は、日本におけるユマニチュード導入の第一人者として、ケアをする人とされる人の双方に寄り添うケアの技法について、長年にわたり普及・啓蒙活動に取り組んでおられます。
今回の講演では、ユマニチュードとの出会いをはじめ、その基本的な考え方についてご紹介いただきました。また、介護現場や医療現場での実践例を動画とともに解説いただき、ユマニチュードの4本柱である「見る」「話す」「触れる」「立つ」それぞれのポイントについて、具体的かつ分かりやすくご説明くださいました。さらに、これらを組み合わせたマルチモーダルなコミュニケーションケア技法を通じて、「あなたのことを大切に思っています」というメッセージを相手にいかに伝えるかについて、丁寧にご指導いただきました。
質疑応答では、ユマニチュードを現場で効果的に導入・実践していくためのポイントとして、実践を共にする仲間づくり、指導できる人材の存在、そして実践による効果を実感できることの重要性についてコメントをいただきました。
最後に、2025年12月に発行されたばかりのご著書『認知症の方と意思疎通が取れる 介護シーン別 ユマニチュード式「話し方・行動」実践編』をご紹介いただきました。構成・編集に工夫がされており、家庭での実践はもとより、専門職にとっても大いに参考となる実用性に富んだ一冊です。

今回、当初は対面開催を予定していましたが、当日午前中に発生した地震の影響による交通事情を受け、急遽ハイブリッド開催へと変更しました。そのような状況にもかかわらず、会場では十数名、オンラインでは80名を超える多くの方にご参加いただきました。本田先生からユマニチュードのエッセンスを直接学ぶ貴重な機会となり、大変有意義な講演会となりました。本田先生ならびにご参加いただいた皆さまに厚く感謝申し上げます。