センターの活動

産学連携活動

医療面接AIチャットボットの開発

当センターの山本憲講師はAI・ロボットの開発、提供を手掛けるタケロボ株式会社(所在地:東京都品川区)と連携して「医療面接AIチャットボット」を開発しました。コロナ禍で対面での医療面接練習に制限がかかる中、好きな時に医療面接練習を行うことが可能となりました。

→プレスリリースはこちら(https://www.atpress.ne.jp/news/338733

医療実習のバーチャルトレーニングの開発

当センターの山本憲講師はイマクリエイト株式会社と連携し、バーチャルテクノロジーを用いて身体の動きをデータ化し、非対面で医療実習のバーチャルトレーニングを可能としました。

→プレスリリースはこちら(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000034298.html

学生との連携活動

医療面接練習をLineで簡単に

医学部2回生(当時)の辻崇夫さんは、当センターの山本憲講師の支援のもと、LINEとchat GPTを組み合わせた医療面接BOTシステムを開発しました。
ChatGPTに患者役として振舞ってもらうことで、医学生の医療面接練習がLINE上で簡単に行うことが可能となりました。また、ChatGPTに医師として振舞ってもらったときに、どれほどの正確性があるのかを検証しました。

→ChatBOTの体験はこちら(https://chatbotforosce.my.canva.site/#questionary

IR活動

 全国の医学部では近年,IR部門が次々に設置されています。背景としては、総合大学において学部によって入学生の背景が異なり、分野によって異なる教育目標、教育内容、卒業進路があること、特に医学部では医師の偏在など卒後進路等についての社会からの要請が特に強いことが挙げられます。

 京都大学では従来は全学の教育IR推進室と連携してIR活動を行ってきましたが、2023年度より専門の人員を雇用し、医学部独自のIR活動をさらに推進する方針といたしました。

 教学IRの役割はデータの収集・分析を通じて教育体制の改善に向けての情報提供や提案を行うことにあります(図:医学部IRの業務)

 データの収集および改善に向けての情報提供や提案にあたっては、全学IR推進室、医学部教務掛、各研究室や附属病院、卒業生同窓会の他、教育プログラム評価委員会・学務委員会・教授会など教育に携わる多くの機関・組織と連携して進めて参ります(図:医学部IRの関係図)。

 今後も引き続き教育プログラム評価に用いるために、入学時・卒業時だけではなく在学中の経時的な変化を含めて情報を収集・分析します。また、将来的には学生自身が自らの進歩を理解して効果的な学習を可能とするため、学修ポートフォリオ(成績、レポートなど学生の学びに関するデータを蓄積し計画的な学修に活かすためのもの)の導入についても検討して参りたいと考えております。