2024年10月24日（木）16時～18時15分
この度、Kyoto-NEXT事業の一環として、米国屈指の内科医であり医学教育専門家である米国ミシガン大学のSanjay Saint先生をお招きし、 「臨床推論・診断学に関するケースカンファレンス」 と題してご講演をいただきました。Sanjay Saint先生はNew England Journal of Medicineの編集委員も務める、米国を代表するホスピタリストでもいらっしゃいます。
今回の御講演では、まず第一部で研修医や医学生向けに、時折日本語を交えながら臨床推論や診断のプロセスについてのケーススタディを通して診断学について解説いただきました。参加者は臨床推論について学ぶだけでなく、米国での医療環境や診断における考え方についての理解を深めることができました。また、将来米国での留学を希望する参加者にとって貴重なコネクションを築く機会ともなりました。
また、第二部として学内医師向けに「Mentorship for Clinical Educators」と題した講演も行っていただきました。このパートでは、教育現場での効果的な指導法について、臨床教育者の指導力向上に関する考察を含めてお話し頂きました。今後の教育現場において役立つ内容が散りばめられた御講演で、参加者からも大変好評をいただきました。
第一部、第二部を通じて、医師、看護師、研修医、学生と幅広い参加者が集まり、大変盛況な会となりました。
このように本講演は、Kyoto-NEXT事業が目指す臨床教育の質向上に大きく寄与するとともに、国際的な活躍を視野に入れた人材育成のためにも大変意義深いものでした。教員と学生がともに学ぶ場としても非常に貴重な機会となったと考えています。
Sanjay Saint先生に、改めて御礼申し上げます。
高度医療人材養成拠点形成事業
AIの活用と屋根瓦式教育によるクロスフィールド人材養成拠点事業
Kyoto-NEXT（Near-peer Education and dX “hub project” for clinical and research Training)
