【KUSNoKI共催】CMEI留学・キャリアセミナー:河野 優子先生講演

CMEI留学・キャリアセミナー : 河野 優子先生講演
カリフォルニア大学サンデイエゴ校 肝臓移植内科 臨床教授
Professor Yuko Kono, MD, PhD, FAIUM, FAASLD
 The Division of Gastroenterology and Hepatology, The Department of Radiology
UC San Diego School of Medicine

2025年5月27日、アメリカのUCSD肝臓移植内科、放射線科で、臨床教授としてご活躍されている河野 優子(こうの ゆうこ)先生に、CMEI留学・キャリアセミナー講師としてお話いただきました。

河野先生は京都大学医学部ご卒業後、京都大学付属病院、桂病院で研修医、京都大学医学研究科で博士号を取得されました。UCSD放射線科への留学を経てカリフォルニア州の医師免許を取得され、現在は肝臓移植内科と放射線科で臨床医、研究者としてご活躍されています。自身のキャリアを振り返りながら留学されたきっかけ、英会話の勉強方法、私生活についてのエピソードを披露してくださいました。また、日米の違い、それぞれの長所と短所、海外で働くために学生時代に出来ること、アメリカでポジションを取る為の選択肢(ECFMG、研究者、レジデンシープログラムなど)について具体例を挙げてご説明くださいました。アメリカでの女性医師や女性教授の割合が男性と比較するとまだ低い状況を、Center for Women in Academic Medicine and Science(CWAMS)の報告からお話いただきました。ご自身のご経験や周囲の方が子育てをしながらキャリアを続けられていることに関して、パートナーや周囲の理解、サポートが必要であること、平等ではないかもしれないが誰もが子育てをすることが普通の事として受け止められているというアメリカの状況をお話いただきました。ご多忙な中でも毎日がHappy Hourとおっしゃる先生のお話に、出席した医学部生、研修医が聞き入られていました。先生のご希望で出席者も自己紹介をするアットホームな雰囲気で、個々の質問にも丁寧にご回答いただきました。

■ 講演テーマ:医師として世界で働くという選択
■ 日時:2025年5月27日(火)16:45 – 17:45
■ 場所:医学部A棟1階 114号セミナー室
■ 参加者:12名
■ 共催:医学教育・国際化推進センター、KUSNoKIプロジェクト

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