KUSNoKIプロジェクト第1回ミニシンポジウム「なぜ医師にコーチングが必要なのか?」(オンライン)を開催しました

2024年12月9日、オンラインにて、医師を中心としたすべての人を対象に第1回ミニシンポジウム「なぜ医師にコーチングが必要なのか?」を開催しました。
講師には、家庭医療専門医・総合内科専門医・医学博士(医学教育学)でコーチングドクターとしてご活躍されている 浅川 麻里 医師(医療者のためのコーチング Leading HER代表をお迎えしました。

レクチャーでは、医師のバーンアウトへの対策として有効なコーチングについてエビデンスを紹介いただいた後、医療者に対してコーチングを行う能力をもつ医師である「コーチング・ドクター」と海外の現状、日本の医師の特徴と照らして必要性の考察と今後の展望についてご説明いただきました。
質疑応答では、事前にあった、心理的安全性、セルフコンパッション、ウェルビーイングの言葉の医師間での浸透度、チーム医療との関係、日々忙しい中でどのようにコミュニケーションやコーチングを行う時間を確保するとよいか、といった質問への回答がありました。Key Wordは「ウェルネス・リーダーシップ」で、文化の醸成やリーダー自身も弱みをみせること、セルフコーチングのすすめやコーチングへのアクセスの仕方について話題になりました。
また、追加レクチャーとして組織としての対策についてもご説明いただきました。欧米との医療システムや主治医制・チーム医療といった体制の違いなどもあって、医療現場だけで医療者のWell-Beingを実現するのは困難で、知ってもらえないと先へ進めないので、現場から発信し厚労省を動かすなど私たちも努力が必要と伺い、とても考えさせられ大変勉強になりました。

当日は、10名の方にご参加いただきました。
お忙しい中ご参加いただきありがとうございました!

事前申込者数と参加者数にやや差があったため調べたところ、こちらの手違いでZoomリンクのご紹介がうまくできていなかった方が相当数いたことがわかりました。
事前申込をされたみなさまには大変申し訳ありませんでした。
浅川先生とご相談し、年明けにレクチャー動画(オンデマンド形式)の配信を開始し、質疑応答部分については期間限定配信で対応させていただくことになりました。
準備ができましたらお知らせしますので、まだまだ未熟な当プロジェクトではありますが、これに懲りずにまたご参加いただければうれしいです。

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