

2025年10月3日(金)、京都府立医科大学附属図書館ラーニングコモンズ Koto Square にて、「医学生、医師、医療従事者のキャリアとWLB(ワーク・ライフ・バランス)を語る会」を開催しました。
本イベントは、日本医師会の主催のもと、京都府立医科大学WLB支援センターみやこを主幹に、京都府医師会および京都大学KUSUNoKIプロジェクトの共催により実施されたものです。
当日は、京都府立医科大学医学生10名、本学医学生1名を含む計32名が参加し、軽食をとりながら3名の講師によるミニレクチャーに耳を傾けました。
開会にあたり、京都府立医科大学WLB支援センターみやこ センター長の外園千恵先生よりご挨拶をいただき、その後、同センター副センター長の金子美子先生の進行でプログラムが進められました。

①「外科系医師のWLB」 (京都府立医科大学 女性生涯医科学 学内講師 田中佑輝子医師)
田中先生は、チーム医療における助け合いの姿勢や柔軟な対応の大切さについて述べられました。「外注」「断捨離」をキーワードに、こだわりを手放し、コミュニケーションを重視しながら「自分のやりたいこと」を軸に働く意義を伝えてくださいました。
②「子連れ留学とWLB」 (京都府立医科大学 泌尿器外科学 講師 藤原敦子医師)
藤原先生は、家族でのアメリカ留学経験を紹介し、異文化に触れながら家族の時間を共有できた貴重さを語られました。そして、留学はお金では得られない人生の糧になるとメッセージを送ってくださいました。
③「美容外科術後の合併症にみる医師の手術教育」 (京都府立医科大学 視覚機能再生外科学 講師 渡辺彰英医師)
渡辺先生は、美容外科領域の術後合併症を通じて、教育体制や技術継承の構造的な課題に警鐘を鳴らされました。また、「教学相長(ず)(きょうがくあいちょうず)」の精神のもと、教え合い学び合う経験の大切さを訴えられました。
最後に、京都大学KUSUNoKIプロジェクトスタッフ・村田より閉会の挨拶を行い、その後は自由交流の時間が設けられました。終始和やかな雰囲気の中で、講師・参加者が残ってキャリアや留学について語り合う姿が多く見られ、とても有意義な会となりました。
ご参加くださった皆様、そしてご協力いただいた関係各位に心より御礼申し上げます。
今後も、京都府立医科大学WLB支援センターみやこや京都府医師会との連携を深め、医学生・研修医の皆さんが将来について自由に語り合える場を継続して提供してまいります。











