

2025年6月13日(金)、京都大学医学部構内医学プラザにて、医学生を対象としたキャリア懇談会「学生と医師の懇談会(キャリアなんでも座談会)」を開催しました。
本イベントは、令和7年度医学生・研修医などをサポートする会として、日本医師会の主催のもと、京都府医師会に加えて、京都府立医科大学WLB支援センターみやこ、京都大学KUSUNoKIプロジェクトの共催・企画により実施されました。
当日は、医学生16名(うちアラバマ大学からの留学生3名、京都府立医科大学から1名、他は京都大学の学生)、医師10名、教職員・事務スタッフなど3名が参加し、昼食をとりながら、グループに分かれて自由なディスカッションを行いました。
座談会では、学生から事前に寄せられた質問(マッチング面接対策、臨床実習の過ごし方、診療科の選び方、医師としてのワークライフバランス、将来のキャリア形成など)に対して、参加医師が自身の経験を交えて丁寧に回答しました。
たとえば面接については、実際の面接官経験から「自然な会話ができるか」「意地悪な質問への対応」などが評価ポイントになるとの助言がありました。診療科選びでは「多くの診療科を見学し、自分の適性や興味を探ることが大切」とのアドバイスがあり、医師のキャリアパスにはさまざまなタイプ(Expert型、Linear型、Spiral型、Transitory型)があることも紹介され、参加学生からは「自分のキャリアを考えるうえで新たな視点を得られた」との声が聞かれました。

国際交流の要素もあり、多様な背景を持つ学生同士・医師との間で活発な意見交換がなされ、大変有意義な時間となりました。
最後に、京都府立医科大学WLB支援センターみやこ センター長 外園千恵先生からの温かいメッセージも紹介され、和やかな雰囲気の中で会を終えることができました。
参加者の皆様、そしてご協力いただいた関係者の皆様に心より御礼申し上げます。
今後も、京都府医師会や京都府立医科大学WLB支援センターみやことの連携を継続しながら、医学生・研修医の皆さんが将来について自由に語り合える場を提供してまいります。

