「周りが動き出すリーダーシップ」を開催しました

2026年2月5日(木)、京都大学医学部附属病院 臨床第一講堂にて、KUSNoKIプロジェクトと総合臨床教育・研修センターの共催によるリーダーシップ研修会「周りが動き出すリーダーシップ」を開催しました。講師には、グロービス経営大学院 特任副学長・教授の田久保善彦氏をお迎えし、京都大学の教職員を対象にご講演いただきました。

講演に先立つあいさつでは、KUSNoKIプロジェクト責任者の片岡仁美教授より、子育て世代の医療職支援を起点として、多様な背景や価値観をもつ人々が共に働く組織においてこそ、互いを尊重し力を引き出すリーダーシップの重要性が増していること、そうした問題意識から本研修会を企画したことが紹介されました。

当日は90名を超える教職員が参加し、参加者が講演に熱心に耳を傾けるとともに、随所で自身の業務や立場を振り返りながら考える機会が提供されました。講演では、「リーダーシップは生まれ持った資質ではなく、意図と学習によって誰もが伸ばすことのできるスキルである」というメッセージを軸に、チームが停滞する背景や、周囲を巻き込みながら行動を促すための具体的な考え方が示されました。特に、視点・視座・視野を意識的に変えることで、物事の意味づけが変わり、多様な立場の人との対話や合意形成が進むという考え方は、医療現場にも通じる示唆に富む内容でした。また、人を動かすためには信頼を基盤とし、スモール・ウィンを積み重ねながら成果を可視化していくことの重要性が強調されました。

参加した人からは、「人を動かすには、まず相手を認め、褒めることの大切さを再認識した」「自ら行動し続ける姿勢や、率直に指摘してくれる存在の重要性に気づいた」といった声が寄せられました。また、「主語を変える」「視座を変える」という考え方が印象に残り、講演を通して、日頃の上司のリーダーシップと重ね合わせて受け止めた参加者もおり、学びの多い研修会となりました。

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